令和7(2025)年12月21日(日)に伊都キャンパスイーストゾーンを会場に『将来の夢を切り拓く“高大連携”「世界に羽ばたく高校生の成果発表会」』を開催しました。この成果発表会は、本学が、高大連携事業として、日頃研究に取り組んでいる高校生が自身の研究成果を発表しあい、他の研究に取り組んでいる高校生と交流することを通して、研究に対する興味関心をさらに深め、将来、世界に羽ばたく人材になっていただきたいという願いを込めて、平成29年度より、実施しています。
本年度は、高校生やその関係者、審査員などを含めて約260名が参加し、実施しました。研究発表では、約190名の高校生が参加し、様々な分野からバリエーション豊かな内容で一般部門58件(※1)、高大連携部門9件(※2)の合計67件の研究発表がポスターセッション形式により行われ(一次審査)、審査員から発表者の高校生に対して厳しくも愛のある質問が投げかけられながら、様々な議論が交わされていました。
二次審査前に、参加していただいた高校生への研究への意欲・モチベーションを更に高めてもらいたいという期待を込め、本学高等研究院・佐々木裕之主幹教授による特別講演を行いました。講演では、佐々木先生の研究内容やご自身の体験等について高校生にもわかりやすく説明され、高校生の研究・探求の刺激になる話をしていただきました。
その後、67件の研究発表のうち、研究活動の目的や方法、研究内容が的確に発表できているかなどの観点により審査を行った結果、一般部門から4件、高大連携部門から1件の計5件が優秀研究発表に選出されました。優秀研究発表に選ばれた5組は、会場のスクリーンの前で発表・質疑応答を行いました(二次審査)。優秀研究発表を行った5組とも堂々とした発表を行いました。

ポスターセッションの様子

ポスターセッション会場の様子

特別講演の様子

優秀研究発表の様子
最後に、二次審査に対する審査の結果、下記のとおり、高大連携部門から特別賞1件、一般部門から最優秀賞1件、優秀賞1件、奨励賞2件を選出しました。また、会場に参加した高校生の投票により決めるオーディエンス賞5件を選出しました。
【高大連携部門】
●特別賞
鹿児島県立鶴丸高等学校 田島 遥
『大玉トマト品種の多くは特定の型のClavata 3遺伝子を持つ』
【一般部門】
●最優秀賞
熊本県立水俣高等学校 大澤 風季
『水俣市沿岸域および陸水域における魚類目録』
●優秀賞
宮崎県立宮崎大宮高等学校 郡司 晴登、菅谷 亜矢、中原 圭吾、壹岐 日葵、境 大蔵
『音によるリジェネラティブ農業の実現に向けて~土壌微生物の音による影響について~』
●奨励賞(2件)
鹿児島県立錦江湾高等学校 剱田 理心、山里 心穏
『色と記憶の関係性について』
熊本県立第二高等学校 藤原 菜々華、永井 結梨奈、道野 美月、八重尾 萌々香
『DNPHを用いたシトロネロール濃度測定の可能性』
【オーディエンス賞(5件)】(※3)
中村学園女子高等学校 北原 百桃、髙橋 歩実、髙吉 ひなた、船山 瑠美
『ギャルは死なない:変容するギャル文化とその精神性』
鹿児島県立国分高等学校 青野 未來、四元 優衣、岩本 あおい、上山 優月、久米村 楓果、古城 由里菜
『河川・海水中の窒素濃度測定器の開発』
福岡県立香住丘高等学校 古髙 悠貴
『シクロデキストリンを用いたピレンの発光挙動の制御』
福岡県立城南高等学校 平田 智暉
『セキレイ属に見られる尾振り行動の機能的意』
福岡県立嘉穂高等学校 渕上 直道、津田 航輝、高野 孝太郎
『「人生ゲーム」の“勝ち”につながる選択~シミュレーション結果の分析~』

受賞者の集合写真

高大連携部門 特別賞受賞者

一般部門 最優秀賞受賞者

一般部門 優秀賞受賞者

一般部門 奨励賞受賞者①

一般部門 奨励賞受賞者②
本学では、本成果発表会をはじめとし、高校生の皆さんの研究意欲をさらに高め、将来、我が国の科学技術・イノベーション創出の推進と発展に寄与する人材へ成長することを願い、今後も全学的にこのような機会提供を積極的に続けていきます。
【九州大学 総長補佐・田中將己教授からのコメント】
本成果発表会での高校生の研究発表は、年々非常にレベルが高くなっていると実感しております。日頃からご指導くださっている高校の先生方、大学教員の皆様に感謝申し上げるとともに、高校生の皆さんには、本日審査員のアドバイス等を取り入れて自身の研究のより一層のレベルアップにつなげられることを期待しています。
【当日のプログラム】
◆開会式
◆研究発表(ポスターセッション・一次審査)
◆特別講演
◆優秀研究発表(二次審査)
◆表彰式、閉会式