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「将来の夢を切り拓く“高大連携” 世界に羽ばたく高校生の成果発表会」を開催しました

 九州大学では、日頃研究に取り組んでいる高校生が自身の研究成果を発表しあい、他の研究に取り組んでいる高校生と交流することを通して、研究に対する興味関心をさらに深め、将来、世界に羽ばたく人材になっていただきたいという願いを込めて、平成29年度より高大連携事業として、アカデミックフェスティバル「将来の夢を切り拓く“高大連携”世界に羽ばたく高校生の成果発表会」を開催しています。

 本年度は、令和61222日(日)に伊都キャンパスのイーストゾーンを会場に、高校生やその関係者、審査員などを含めて約300名が参加し、実施しました。研究発表では、約200名の高校生が参加し、様々な分野からバリエーション豊かな内容の60組の研究発表がポスターセッション形式により行われ(一次審査)、審査員から発表者の高校生に対して厳しくも愛のある質問が投げかけられながら、様々な議論が交わされていました。


ポスターセッション会場の様子

ポスターセッションの様子1

ポスターセッションの様子2

ポスターセッションの様子3

交流イベントの様子

当日司会を務めていただいた福岡雙葉高等学校のみなさん

全体での集合写真

 

 その後、60組の研究発表のうち、研究活動の目的や方法、研究内容が的確に発表できているかなどの観点により審査を行った結果、優秀研究発表と奨励賞が4組ずつ選出されました。優秀研究発表に選ばれた4組は、会場のスクリーンの前で発表・質疑応答を行いました(二次審査)。優秀研究発表を行った4組とも堂々とした発表を行い、会場からの質問に対しても、明快な応答を行っていました。


優秀研究発表の様子1

優秀研究発表の様子2

 

 最後に、優秀研究発表4組に対する審査の結果、下記のとおり、最優秀賞2件(同率のため)、優秀賞2件を選出しました。また、会場に参加した高校生の投票により決めるオーディエンス賞5件を選出しました。

【最優秀賞】

    • ●福岡県立修猷館高等学校  森安 亜美
       『植物グルコシノレート生合成酵素の基質複合体の立体構造解析』
    • ●宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校  上埜 五喜、丸龜 花菜、柴田 心望、田上 葵、大塚 彩穂衣、那須 夢音、倉元 優菜、今村 茉椛、中原 悠汰
       『「デジタル」×「リアル」で命を守る ~観測地震学と防災心理学の観点から捉える宮崎の防災~』

【優秀賞】

    • ●福岡県立戸畑高等学校  泉 優香、藏永 緋衣子、西本 優里、森 優華、徳永 大起
       『現代の日本人の残虐性に関する考察~芥川龍之介が描く大正後期の日本人の残虐性との比較を通して~』
    • ●宮崎県立宮崎西高等学校  中武 源貴
       『Czochralski法により作製された単結晶性Ba8CuxSi46-xクラスレートの熱電性能に及ぼす高濃度Cuドーピングの影響』(文中の8,x,46-xは下付き)

【奨励賞】(一次審査により優秀研究発表4組の次点で高い成績を収めた者)

    • ●福岡県立鞍手高等学校  駒谷 梨乃、名嶋 智加
       『グルコース濃淡電池の起電力上昇〜放置した溶液で起電力UP!?〜』
    • ●鹿児島県立国分高等学校  山田 楓斗、松下 零央、松永 睦月、宇治 大五郎、小濵 有貴
       『硫化水素濃度の簡易測定法の開発~全国の中学校の硫化水素による実験事故を未然に防ぐ~』
    • ●佐賀県立佐賀西高等学校  山口 悠希
       『変形菌の環境によるライフサイクルの研究~原形質流動が子実体形成に与える影響について~』
    • ●宮崎県立宮崎大宮高等学校  井手上 紗也、岩元 英誠、佐藤 陽生、瀬戸 怜夏、中村 勇翔、南村 優実
       『苔でトイレにKO-KEN(貢献)』

【オーディエンス賞】

    • ●佐賀県立佐賀西高等学校  山口 悠希
       『変形菌の環境によるライフサイクルの研究~原形質流動が子実体形成に与える影響について~』
    • ●宮崎県立宮崎大宮高等学校  井手上 紗也、岩元 英誠、佐藤 陽生、瀬戸 怜夏、中村 勇翔、南村 優実
       『苔でトイレにKO-KEN(貢献)』
    • ●福岡雙葉高等学校  岡部 真央
       『衣服型ウェアラブルデバイスの開発』
    • ●明治学園高等学校  﨑田 悟、佐藤 愛純、林 咲羽、荻野 雅、石山 由理、土持 幸紘、中島 碧優
       『Think together, Think BOUSAI!』
    • ●宮崎県立宮崎南高等学校  河野 颯香、川畑 怜愛、黒木 美結、森部 莉彩
       『生まれてくる命はすべて幸せなものと限られているのか』

【最優秀賞】福岡県立修猷館高等学校 森安 亜美さん

【最優秀賞】宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校のみなさん

【優秀賞】福岡県立戸畑高等学校のみなさん

【優秀賞】宮崎県立宮崎西高等学校 中武 源貴さん

 

 本学では、本成果発表会をはじめとし、高校生の皆さんの研究意欲をさらに高め、将来、我が国の科学技術・イノベーション創出の推進と発展に寄与する人材へ成長することを願い、今後も全学的にこのような機会提供を積極的に続けていきます。

【当日のプログラム】

    • ◇開会式
    • ◇研究発表(ポスターセッション・一次審査)
    • ◇交流イベント
    • ◇優秀研究発表(二次審査)
    • ◇表彰式、閉会式

 

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