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未来人材育成機構キックオフシンポジウムを開催しました

令和5年9月28日(木)「未来人材育成機構キックオフシンポジウム」を開催し、企業や自治体、高校教員、大学関係者など、学内外から約180名の方々に参加いただきました。

九州大学未来人材育成機構は、本学の人材育成機能を、博士を中心とした国際的に優れた若手研究者を継続的に輩出するものへと強化するため、高大接続及び学士・修士・博士課程教育の一体的な取組を推進する組織として令和5年4月に新設しました。
本キックオフシンポジウムは、本機構の役割・取組を学内外に広くお知らせするとともに、昨今の日本社会を取り巻く状況下における科学技術・イノベーションの一翼を担う博士人材の育成について議論することを目的に開催したものです。

まず初めに、機構長である石橋総長による開会挨拶の後、御来賓としてお迎えした文部科学省科学技術・学術政策局 科学技術・学術総括官の山下 恭徳氏よりご挨拶を頂きました。
続いて、基調講演として、福岡県立香住丘高等学校校長の深瀬 信也氏より『高等学校の現場から考える高大連携と高大接続』と題して、高等学校からの研究人材の育成に向けた大学への期待等が述べられました。また、株式会社アカリク 代表取締役社長の山田 諒氏より『産業界のニーズと事例から考える「活躍する博士人材」』と題して、博士人材の多様なキャリアパスの形成等についてご説明頂きました。


開会挨拶:石橋 達朗 総長

来賓挨拶:山下 恭徳 氏

基調講演Ⅰ:深瀬 信也 氏

基調講演Ⅱ:山田 諒 氏

 

次いで、副機構長である園田理事・副学長より本機構の紹介を行った後、取組報告として、本学総長補佐(高大連携担当) 田中 將己教授より『九州大学未来創成科学者育成プロジェクト(QFC-SP)を通した高大接続』、本学総長補佐(博士教育研究環境担当) 君塚信夫教授より『K-SPRING - オープンプラットフォーム型教育システムの開発と未来を拓く博士人材の育成』の発表がなされました。


機構紹介:園田 佳巨 理事・副学長

取組報告Ⅰ:田中 將己 教授

取組報告Ⅱ:君塚 信夫 教授

 

そして、シンポジウムの最後には、ご講演頂いた深瀬氏、山田氏、田中教授、君塚教授に加えて、本学副学長(教育改革担当)の上山 あゆみ教授、本学博士(後期)課程学生の大西 湧己さん、前野 岳大さん、金津 瑛一郎さんも登壇し、本学副理事(教育改革・高大連携担当)の野瀬 健教授をコーディネーター、未来人材育成機構の長沼 祥太郎講師を話題提供者として、『博士課程の魅力と挑戦、博士号の価値』をテーマにパネルディスカッションを行いました。高等学校、企業、現役博士学生などの様々な立場から、博士課程進学者を増やすための方策や、本機構に期待する役割などについて、活発な意見交換が行われました。


コーディネーター:野瀬 健 副理事

パネラー:上山 あゆみ 副学長

話題提供:長沼 祥太郎 講師

パネラーの博士学生:左から大西さん、前野さん、金津さん

パネルディスカッションの様子

 

終わりに、園田理事・副学長による閉会挨拶があり、本シンポジウムは盛会のうちに幕を閉じました。

 

なお、当日のアーカイブをYouTubeにて公開しておりますので、当日ご参加できなかった方は是非ご覧ください。


基調講演Ⅰ

基調講演Ⅱ

機構紹介

取組報告Ⅰ

取組報告Ⅱ

パネルディスカッション
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